## Edge-Coreとは
普段自分はネットワークエンジニアとしてJuniperやらNECやら様々なルーター、スイッチを触っていますが、Edge-Coreなるブランドは仕事ではきいたことがありませんでした。
Edge-Coreを始めて耳にしたのはTwitterのトレンドでした。
流石に怪しいと感じ調べてみると、商品ページには「ジャンク」との表記が。
さらに調べてみると、このスイッチは「ホワイトボックススイッチ」らしくOSが入っていない可能性があるとのこと。
この時はさすがの自分も購入はせず静観することにしました。
そもそも勝手なイメージですがホワイトボックススイッチはNFVやらOpenFlowのような界隈で使われる印象です。
## 買っちゃいました
そんな激安スイッチを買ってしまいました。
上で言っていたスイッチは10Gが48ポートある化け物のような製品でしたが、最近ヤフオクで同シリーズのGbE48ポート(PoE)+10G(SFP+)4ポートの下位機種が5000円程度で出品されていました。
機種名は「AS4610-54P~」
散々家庭用途に向かない、怪しいなど言いましたが5000円程度なら動かなくていいやという無駄な好奇心で落札ボタンを押してしまいました。
普段メルカリしか使わないのですが、ヤフオク使うと送料の高さが身に沁みますね。。。
## 使用感
落札後、数日で自宅に到着しさっそく動作確認を行いました。
OSが入ってない可能性を心配していましたが、問題なく利用可能でした。
10Gポートは転がっていた10GtekのDACで問題なくリンクアップ。GbEも数個試して問題ありませんでした。
ただこの機種20Gポートなるものがついているのですが対向機器もケーブルもないので未確認です。
## 致命的な欠点
ただ、こいつには致命的な欠点が2個あります。
1. 騒音
馬鹿みたいにうるさいです。
業務用機器によくある「起動直後はうるさいけど数分で収まる」なんて優しさはありません。
起動直後→うるさめの掃除機
起動数分後→少しうるさめの掃除機
くらいの騒音です。
弊宅はサーバ、NW機器は普段立ち入らない納戸に設置していますが、Edge-Coreを起動すると家中に騒音が鳴り響きます。
みなさんEdge-Coreはデータセンターで使いましょう。
2. コンソールケーブル手に入らない問題
ヤフオクで安売りされているEdge-Core機器はコンソールポートが特殊です。
いや、ポート自体は一般的なMicroUSB Type-Bなんですが、このポートにそのままPCをつないでも何も起きません。
調べてみるとRedditに記事がありました。
どうやら独自規格のようで、本来であれば公式の専用アダプタを利用してRJ-45のコンソールへ変換するようです。
ただこの変換アダプタがどこを探しても見つかりません。
そのため汎用品のMicroUSBをバラシてRS232C等への変換アダプタを自作する必要があるのです。
本来であれば買ってすぐにコンソールをつないでOSバージョンやら昨日の確認をしたかったのですが、この問題のためいまだにコンソール接続が行えていません。
アダプタの作成自体はRedditに貼ってあるピンアサイン表を見ると簡単そうなので暇な時間に自作しようと思います。。
## 結局
致命的な欠点①のせいで自宅での利用には至りませんでした。
騒音も本体冷却用のファン1~2個がうるさいだけならファン交換も視野に入れたかったのですが、電源ファンもなにもかもがうるさかったのでもう箱を開ける気にもなりませんでした。
コンソールケーブルが出来たらもう一度くらいは触ってレポート記事を書きたいと思います。
自前でDC立ち上げたり借りたりするときに活躍してくれることを祈ります。
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